なぜ触れられるだけで痛みが引くの?ゲートコントロールの仕組み&正体を解説

- 何で触られるだけで楽になるの?
- 数秒間押されただけで痛みが無くなるなんてあり得ない
- ゲートコントロールって怪しい
つらい場所に手が当たった瞬間、痛みが少し遠のく。あの感覚を、気のせいだと思っている人も多いのではないでしょうか?
けれど身体の仕組みとして、きちんと説明のつく現象です。当院にも、施術の途中で「さっきより楽な気がする」とお話しされるお客様がいらっしゃいます。
本ページでは、浦安市のうらやす整体院が、痛みが軽くなる仕組みとして知られるゲートコントロールについて解説します。
触れられると痛みが軽くなるのはゲートコントロールが働くから
身体には、痛みの信号が脳へ届く手前に門のような仕組みがあると考えられています。1965年に発表されたゲートコントロール理論と呼ばれる考え方です(※1)。
触れる、さする、圧を加えるといった刺激が入ると、この門が閉じる方向に働き、痛みの信号が脳へ届きにくくなる。半世紀以上前に提唱され、今も痛みを扱う現場で施術に活かされ続けている理論になります。
痛みの信号は脳へ届く手前で止められる

痛みは、いきなり脳で生まれるものではありません。皮膚や筋肉が受け取った信号が神経を通って脊髄へ入り、そこから脳へ伝わっていきます。この脊髄へ入る場所に、門があると考えられています。
痛みを運ぶのは細い神経で、伝わる速さが遅い
痛みを運んでいるのは、主に細い神経です。信号の伝わる速さがゆっくりで、じわじわとした不快感や、鈍く重い感覚として届きやすいと言われています。
肩の奥がずっと重い。腰が抜けるように痛む。こうした感覚が長く居座っているとき、細い神経は絶え間なく信号を送り続けている状態と考えられます。門が開きっぱなしになっているイメージです。夜になると余計につらく感じる人がいるのも、日中の刺激が減って痛みの信号だけが目立つからだと考えられます。
触れた感覚は太い神経が先に届ける
触れられた感覚や圧を受け取るのは、太い神経です。伝わる速さが速く、痛みの信号よりも先に脊髄へ到達します。
この太い神経から刺激が入ったとき、門は閉じる方向へ働きます。先に届いた「触れられている」という情報が、後から来る痛みの信号の通り道をふさぐ形です。結果として、脳が受け取る痛みの量が減っていく。ここがゲートコントロール理論のメカニズムになります。
ぶつけた場所を思わずさするのは自分で門を閉じている

難しい話に聞こえるかもしれません。けれどこの仕組みを、私たちは毎日のように使っています。
誰もが理屈を知らないまま門を閉じている
机の角に膝をぶつけたとき、あなたはどうしますか?
ほとんどの人が、反射的にその場所をさすります。子どもが転んだとき、大人は自然と背中や膝をなでる。誰かに教わった行動ではありませんよね?
さすることで太い神経に刺激が入り、門が閉じていく。理屈を知らないまま、身体が持つ仕組みを使ってきたわけです。手当てという言葉が今も残っているのは、偶然ではないのかもしれません。
強く押すほど楽になるわけではない
ここで誤解が生まれやすいところがあります。門が閉じるなら、強く押すほど効果的なのでは?と思いませんか?
しかし、実際には逆に働くことがあります。刺激が強すぎると、今度はその刺激自体が痛みの信号となって細い神経を動かしてしまう。門を閉じるつもりが、新しく開ける結果になりかねないのです。
強い力で押された後にかえって重だるさが残る、いわゆる揉み返しと呼ばれる状態には、こうした背景も関わっていると考えられています。
大切なのは強さではありません。どこに、どのくらいの圧を、どう入れるか。ここに技術の差が出ます。
うらやす整体院は圧の強さより入れ方を大切にしています
当院がおこなうトリガーポイントセラピーは、筋肉に発生したしこりに対して母指や肘で10秒ほど圧を加える手法です。この10秒の間、身体の中では複数のことが同時に起きていると考えられます。
10秒の圧迫は太い神経に刺激を送り続けている
10秒という時間には、二つの意味があります。一つは一時的に圧を加えて流れを抑え、圧を抜いた瞬間に流れが戻っていきます。
もう一つが、今回のテーマであるゲートコントロールです。圧を加えている間、太い神経には刺激が入り続けている。門が閉じた状態がつくられ、その間はもとの痛みが脳へ届きにくくなると考えられます。硬くこわばった場所ほど、この差を感じ取りやすいお客様が多い印象です。
圧の感じ方をお客様に必ず確認している
施術中、担当者は何度も圧の感じ方をお尋ねします。作業的に確認しているわけではありません。
門が閉じる圧と、新しい痛みを生む圧の境目は、人によって違います。同じお客様でも、その日の身体の状態で変わっていく。ですから、ご本人の感覚だけが唯一の目安になります。痛気持ちいいのか、我慢しているのか。この差を教えていただくことで、圧の入れ方を細かく調整しています。機械や道具を使わず手だけで施術をおこなっているのも、この微調整を優先しているからにほかなりません。
我慢は必要ありません。遠慮なくお伝えください。
痛みが遠のいた時間に身体は、かばう力を手放す

痛みが引いている時間には、もうひとつ意味があります。
痛みが引くと余計な力が抜けていく
人は痛む場所をかばいます。無意識に力を入れ、動かさないようにする。この防御が長く続くと、筋肉は縮んだまま硬くなり、関節も動かしづらくなっていきます。痛いから動かさない、動かさないからさらに硬くなる。この繰り返しが、つらさの長引く一因です。
門が閉じて痛みが遠のいた瞬間、この防御はゆるみます。かばう必要がなくなり、力が抜けていく。施術中に「力を抜いてください」とお伝えしなくても自然とゆるんでいくお客様がいらっしゃるのは、このためかと考えられます。
動かせる範囲が戻ると日常が変わる
力が抜けた状態で身体を動かすと、それまで引っかかっていたところまで動くことがあります。
腕が耳の横まで上がる。
振り返る動作が楽になる。
靴下を座ったまま履ける。
数字にすれば小さな差でも、生活の中では大きな違いです。当院が施術の後に身体の動きを確かめていただく時間を設けているのは、この差をご自身の感覚として持ち帰っていただきたいからです。
門を閉じ続けるには生活の中の習慣を見直す
ここまで読んで、気づかれた人もいるかと思います。ゲートコントロールは、あくまで痛みの信号を届きにくくする仕組みです。信号を出している側が変わらなければ、時間とともにまた門は開いていきます。
施術で身体を整えた後、何もしなければ元へ戻ってしまいます。当院が施術と同じ重みで姿勢や動作のアドバイスをお伝えしているのは、ここに理由があります。
同じ姿勢を続けない時間を先に決めておく
デスクワークの人であれば、40分から50分に一度は立ち上がる。これだけでも、筋肉が緊張し続ける時間を区切れます。休憩を疲れたら取るものにしておくと、忙しい日ほど飛ばしてしまうもの。時間で区切って先に決めておくほうが続きます。
画面の高さ、椅子の座面、マウスの位置。作業環境の見直しも助けになります。当院ではお仕事の内容をお伺いしたうえで、変えられそうなところからご提案しています。
自分でも門を閉じることができる
つらいと感じたとき、その場所を軽くさする。手のひらで温める。ゆっくり動かす。どれも太い神経に刺激を入れる行為であり、ご自身でできるセルフケアになります。
強く押し込む必要はありません。心地よいと感じる範囲で十分です。日常の中でこまめに門を閉じておくことが、つらさの積み上がりを防ぐ助けになります。
どの動きが今のご自身に合っているのか。施術の際にお尋ねいただければ、お一人おひとりの状態に合わせてお伝えいたします。
痛みでお悩みなら浦安市のうらやす整体院へ

触れられただけで痛みが軽くなる。この背景には、痛みの通り道にある門の仕組みがあると考えられています。当院が圧の強さではなく、どこにどう入れるかを重視しているのも、この考え方を大切にしているからです。
強く揉まれるのが苦手な人。マッサージの後に重だるさが残った経験のある人。理屈を納得したうえで身体を任せたい人。そうしたお客様にこそ、当院の施術を体験していただきたいと考えています。
うらやす整体院は浦安駅から徒歩3分。土日祝日も営業しており、お車の人には駐車料金を当院で負担しております。浦安市はもちろん、新浦安、新井、南行徳エリアからもお越しいただいています。
気になる症状について、まずはお話をお聞かせください。ご予約をお待ちしております。
※本ページは身体の仕組みに関する一般的な考え方を紹介するものであり、施術による効果を保証するものではありません。感じ方には個人差があります。














